南海トラフ地震臨時情報について

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更新日:2025年05月02日

南海トラフ地震臨時情報とは

南海トラフ地震臨時情報は、想定震源域内で大規模地震や地殻変動など異常な現象が観測され、南海トラフ地震の発生可能性が通常と比べて相対的に高まったと評価された場合に、気象庁から発表される情報です。

なお、南海トラフでの大規模地震発生前に、必ずしも先行する異常現象が観測されるとは限らないため、引き続き、突然発生する地震への備え(住宅の耐震化、家具の固定、避難場所・避難経路の確認、非常持出品の確認等)を最優先に心がけましょう。

南海トラフ地震臨時情報発表の流れ

気象庁は、南海トラフの想定震源域等で異常な現象(想定震源域またはその周辺でマグニチュード6.8以上の地震が発生、または、南海トラフの想定震源域のプレート境界面で通常とは異なるゆっくりすべりが発生した可能性がある場合)が観測された場合、南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表し、観測された異常な現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始します。

調査の結果、南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界においてマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表され、南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界においてマグニチュード7.0以上8.0未満の地震や通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合等に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されます。

なお、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表された場合、1週間の事前避難が呼びかけられる地域(事前避難対象地域)もあります。

伊豆市では、防災情報などをメールでお知らせしています。詳細は以下のリンクをご覧いただき、ぜひご登録ください。

事前避難対象地域

後発地震が発生してからの避難では、津波の到達までに避難が間に合わない恐れがあるとして、市があらかじめ定めた地域を事前避難対象地域といいます。

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表され、国から指示が発せられた場合に、市は事前避難対象地域内の住民等に対して、後発地震に備え1週間の事前避難を継続するよう呼びかけます。

事前避難対象地域については、地域の実状等を踏まえ、以下の2種類に区分されます。

事前避難対象地域の区分について
区分 内容
住民事前避難対象地域 事前避難対象地域のうち、全ての住民等が後発地震の発生に備え1週間避難を継続すべき地域
高齢者等事前避難対象地域 事前避難対象地域のうち、要配慮者に限り後発地震に備え1週間避難を継続すべき地域

 

伊豆市における現時点の事前避難対象地域の設定状況は以下のとおりとなります。

伊豆市の事前避難対象地区について
区分 対象地区
住民事前避難対象地域
  • 小土肥地区の一部(浜区、黒根区)
  • 土肥地区の一部(大藪区、中浜区、屋形区、平野区、金山区、馬場区)
  • 八木沢地区の一部(小池区、松原区、西浜区)
  • 小下田区の一部(下村区、米崎区)
高齢者等事前避難対象地域
  • 小土肥地区の一部(浜区、黒根区)
  • 土肥地区の一部(大藪区、中浜区、屋形区、平野区、金山区、馬場区)
  • 八木沢地区の一部(小池区、松原区、西浜区)
  • 小下田区の一部(下村区、米崎区)

 

【参考】南海トラフ地震臨時情報に関する外部リンク