「守られる側」から「地域を支える側」へ。伊豆中2年生158名が防災教育を完遂
伊豆市教育委員会(学校教育課)と危機管理課は、令和7年4月に開校した伊豆中学校において、2年生158名を対象とした全5回(8コマ)の「防災教育プログラム」を実施しました。
本プログラムは、生徒たちを単なる「訓練の参加者」から、有事の際に自ら判断し動ける「地域防災の有効なプレイヤー」へと変革させることを目的としています。全行程を終了した生徒たちは、現在、「普通救命講習修了証」の取得と、家庭・地域でのリーダーシップが期待される「ふじのくにジュニア防災士」の認定申請を完了しました。
■防災教育プログラム・実施メニュー
「知恵で護り、技術で救う」力を身につけるため、以下の4つの領域について具体的な教育を実践しました。
1. ふじのくにジュニア防災士養成:「守られる人」から「地域を支える主役」へ
具体的な実施内容
・講師による防災講話の受講
・三角巾を用いた応急救護や、救助に不可欠なロープワーク訓練の実践
・市危機管理課と連携した避難所運営訓練
<目的・役割>
防災知識と救急技術を兼ね備えた「ジュニア防災士」として、自宅の安全確保から避難所のサポートまで、自助・共助を牽引するリーダーの役割を担います。
2. 救命技能の習得:AEDを使いこなす「158名の即戦力」
具体的な実施内容
・防災指導員の直接指導による、「普通救命講習(3時間)」を完遂
・胸骨圧迫およびAED(自動体外式除細動器)の操作習熟
<目的・役割>
身体的に大人と同等の蘇生術を遂行できる強みを活かし、救急車が到着するまでの空白時間を埋める「救命の第一走者」として、確かな命を繋ぐ技術を確立します。
3. 情報防災教育:デマを止める「情報の防波堤」
具体的な実施内容
・フェイクニュースを題材としたワークショップの実施
・SNS情報の真偽確認と、適切な発信・拡散防止の訓練
<目的・役割>
災害時のデマ拡散を防ぎ、情報の荒波の中で冷静な判断を下す「情報の守り手」としてのリテラシーを養います。
4. 施設・設備理解:学校設備を「安心」へ変える施設理解
具体的な実施内容
・伊豆中学校を施工した木内建設株式会社様の全面協力による、校内の最新消防設備(防火シャッター等)の作動原理の学習
・実際の設備確認を通じた、迅速な避難経路の把握
<目的・役割>
新校舎の機能を正しく知ることで、有事の際にパニックに陥ることなく、自分や周囲の命を迅速に安全な場所へ導く力を獲得します。
■本プログラムの社会的意義
今回の取り組みは、学校内の教育にとどまらず、伊豆市全体の防災力を向上させるための戦略的な試みです。ジュニア防災士として避難所運営を支え、救急現場では大人とともにAEDを使いこなす。そんな「158名の即戦力」が地域に誕生したことは、伊豆市の未来にとって大きな希望です。
避難所における受付訓練をする生徒たち
心肺蘇生法を習う生徒たち
防火扉の構造と効能を学ぶ生徒たち
シャッターの役割と最新設備に触れる生徒たち
この記事に関するお問い合わせ先
学校教育課 給食・施設スタッフ
伊豆市八幡500-1
電話:0558-83-5471 ファックス:0558-83-5498
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更新日:2026年02月13日