とれたてぴちぴち伊豆育ち。ふるさとの特産品をご紹介1

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更新日:2023年03月01日

 山と海に囲まれた伊豆市は、広大な農地は少ないものの、肥沃な大地並びに森林が育んだミネラルたっぷりの清流や海といった、農林水産物が育つには、最高の条件を兼ね備えています。そんな私たちのふるさとで育った、ぴちぴちつやつやの逸品をご紹介します。

 山と海に囲まれた伊豆市は、広大な農地は少ないものの、肥沃な大地並びに森林が育んだミネラルたっぷりの清流や海といった、農林水産物が育つには、最高の条件を兼ね備えています。
 特産品であるワサビ、シイタケをはじめ、高品質で多種多様な地場野菜や海産物の宝庫です。

辛さの中にもほのかな甘み!ふるさとの清流が育んだ自慢のハーブ。

山葵わさび(旬:通年)

みずみずしい、葉っぱのついた生わさびが石の上に並べられている写真

わさび(伊豆市産)

わさびは、水が作るものと言われています。きれいな水でなければ良質のものは育ちません。
伊豆市においては、延享元年(1744年)、当時の柿木村の板垣勘四郎が、しいたけ栽培の指導に有東木に派遣され、帰国に際してわさび苗を持ち帰り、栽培普及していったのが始まりとされています。そして、明治の中ごろまで、沢の砂地にそのまま苗を植える地沢式という方法で栽培が行われていました。この栽培方法の欠点はわさびの根に「ぬく」がたまりやすく、わさびを腐らせてしまうことです。今から100年ほど前、当時の原保村(現伊豆市)の平井熊太郎は、なんとかして、「ぬく」がたまらないわさび田ができないものかと考えました。田を深く掘り起こし、下の方から順に大きい石、小さい石、その上に荒い砂を積み上げる方法です。この工法で整備されたわさび田のわさびは、ほかの田のわさびより大きくて立派に育ちました。この方式は「畳石式工法」といいます。先人たちが積み重ねてきた苦労を胸に、伊豆市のわさび師さんたちは、毎日一所懸命愛情こめてわさびを育てています。

「わさび」は、平成23年度「しずおか食セレクション」として認定されました。
しずおか食セレクション&静岡県では、多彩で高品質な静岡県の農林水産物の中から、全国ひいては海外に誇りうる、価値や特徴等を備えた商品を、県独自の認定基準に基づいて「静岡食セレクション」として認定しています。

わさびが持つ機能性成分

緑の葉が生い茂る山葵田の写真

さわやかな緑があふれる山葵田

  •  抗菌・抗カビ作用&すりおろしたわさびと食品を密閉容器で保存すると、食中毒を引き起こす細菌の増殖を抑える効果があります。
  •  抗虫作用&サバ、サンマ、イカ、サケなどの魚介類には線虫アニキサスが寄生しています。わさびに含まれるアリルからし油には、この虫の活動を停止させる効果があります。
  •  抗ガン作用&わさびに含まれる6-メチルスルフィニルヘキシルからし油はガン細胞の増殖を抑える効果があります。
  •  血栓予防作用&わさび独特の「沢の香り」の主成分による効果で、血液中の血小板の凝集を抑制し、血液凝固を防ぎます。(この成分は生わさびだけに含まれます。西洋わさびや粉わさびには存在しません。)
  •  抗下痢作用&腸管粘膜下における塩素イオン分泌を抑えるため、下痢を抑える作用があります。
  •  骨増強作用&実験でマウスの頭頂骨の骨量を増進する作用があったことから、骨粗鬆症に有効と期待されています。
透き通った水が流れる山葵田の写真

きれいな水が自慢の山葵を育てます。

心に「つん」とくるわさびの歌

山葵田を上の方から写している写真

「なかなかい~ずら」おいらのわさび

  • 作詞:大島貢 堀田育弘 土屋雅利 若月新一
  • 作曲:土屋雅利
  •  著作権者に無断で使用、貸与、譲渡することは著作権法により禁じられています。
  •  本件に関する連絡先
     伊豆市役所農林水産課 電話 0558-72-9892

わさびはわさびでも畑のわさび。シャキシャキの伊豆っ子です。

畑山葵はたわさび(旬:3月~4月)

大きな緑の葉が生い茂る畑わさび畑の写真

畑わさび畑

伊豆市では、土肥の小下田、八木沢地区で盛んです。3月から4月にかけて出荷され、わさび漬けや茎漬けなどに加工されます。清流で育つわさびとは違って、その名の通り畑に植えられています。地上部分の葉と茎を収穫します。

ぷりぷりジューシー!ふるさと伊豆市の山の恵み。

椎茸しいたけ(旬:通年)

木ざるの上にシイタケが並べられている写真

椎茸(伊豆市産)

特に香り高いのは10月~2月

1741年、石渡清助(旧天城湯ヶ島町門野原出身)は、天城山麓でしいたけの人工栽培を始め、その技術を全国へと広めました。
伊豆市は原木しいたけの発祥の地。ぷりぷりな食感と味の良さが自慢の伊豆市のしいたけです。

清助どんこ&しいたけの人工栽培の租「石渡清助」」の名にちなみ、 かさの形状、肉厚など厳選された最高級品質の原木栽培の乾ししいたけに、「清助どんこ」のブランド名がつけられています。

「清助どんこ」は、平成23年度「しずおか食セレクション」として認定されました。
しずおか食セレクション&静岡県では、多彩で高品質な静岡県の農林水産物の中から、全国ひいては海外に誇りうる、価値や特徴等を備えた商品を、県独自の認定基準に基づいて「静岡食セレクション」として認定しています。

しいたけソング

原木で栽培されているシイタケの写真

おいらの椎茸 食べてくれ
作詞 土屋 雅利
作曲 三田 浩二

  1. 木立をぬける風 くぬぎの葉を揺らす
    椎茸づくりは おいらの仕事
    太いくぬぎは重いけど 力をこめて 山から運び出す
    自慢の椎茸 届けるために
    スクスク 椎茸 伊豆の山で育つ
    おいしい 椎茸 おいらの自慢
    伝えたい この気持ち 世界の友に
    届けたい この想い 君にいつまでも
  2. さわやかに春風 額の汗ぬぐう
    古木(こぼく)にいのちを 吹きこむ仕事
    乾いたくぬぎは堅いけど 心をこめて 菌を植え付ける
    自慢の椎茸 育てるために
    ニョキニョキ 椎茸 みんな元気さ
    健康 椎茸 ふるさと自慢
    伝えたい この気持ち 世代を越えて
    届けたい この想い 椎茸とともに

♪♪さあ!一緒に歌いましょう!♪♪

おいらの椎茸 食べてくれ

  •  著作権者に無断で使用、貸与、譲渡することは著作権法により禁じられています。
  •  本件に関する連絡先
    •  伊豆市役所農林水産課 電話 0558-72-9892
    •  静岡県東部農林事務所 電話 055-920―2161
沢山の丸太が並べられ、男性がその丸太を触っている写真

ふるさと自慢のつやつや美人。

米こめ(旬:9月~11月)

稲と、米、ごはんが木のかごの中に並べられている写真

米(伊豆市産)

伊豆市のお米は、ふるさとの味。
豊富な森林に育まれた清らかな水、惜しみなくふりそそぐおひさまのひかり、先人たちにより大切に引き継がれてきたミネラルたっぷりの田んぼの土。
この環境の中ですくすくと育った私たちのふるさとのお米には、育てる「人」のまごころが、その一粒ひとつぶにぎっしり詰まっているのです。

一面黄色く色づく稲穂の写真

稲穂の海

健康成分がたっぷりつまった黒いぷちぷち。

黒米くろまい(旬:11月)

白い紙の上の黒米の写真

黒米(伊豆市産)

旧修善寺町の地域おこしのために、平成元年から栽培が始まりました。黒米は白米と同じように育てられますが、収穫量は半分しかありません。他の米と比べて、たんぱく質、ビタミンB1、B2、E、鉄分等が多く含まれるので健康食品として人気があります。紫黒の色素はアントシアニンで、抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果的です。

実を付けた黒米の稲穂の写真

実りの季節の黒米

透明感のあるやわらかな色合いの花が、みんなの心をわしづかみ。

カーネーション(旬:10月~5月)

黄色い花が咲くカーネーションの写真

カーネーション(伊豆市産)

伊豆市の海沿い、土肥地区では、一年を通して色とりどりの花が咲きます。なかでもカーネーション栽培は特に盛んで、土肥のカーネーションは静岡県はもとより東京や近県にも出荷されています。

ビニールハウスで栽培されているカーネーションの写真

すくすく育つカーネーション

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産課 農業水産スタッフ
伊豆市小立野24-1
電話:0558-72-9892 ファックス:0558-72-9909
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