計量(はかり)

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更新日:2024年04月18日

計量って?

私たちの身の回りでは、ガス・水道・電気の使用量、スーパーマーケットでの肉や魚などの内容量の計量、タクシー料金・ガソリン料金の計算などに様々な計量器が使われています。
また、健康を管理するために、体温計・血圧計などの計量器が使用されています。私たちの暮らしが安全で快適であるためには、これらの計量器が正確に作動し、正しく使われることが重要です。そのために、「計量法」で規制の対象となる計量器を指定するとともに、適正な計量の基準を定めています。

はかりの定期検査

定期検査合格ステッカー・検査証印・基準適合証印が貼られているはかりのイラスト

定期検査合格ステッカー・検査証印・基準適合証印

スーパー・商店や病院などで取引や証明に使用する『はかり』は製造時に県が検定を行い「検定証印」または「基準適合証印」が付けられますが、長い間使っていると誤差が生じてきます。
そこで、2年に1回、定期的に検査を受けることが義務付けられています。
検査に合格した『はかり』には「定期検査済合格シール」が貼られます。

  • 対象 商取引をしている食料品店、宅配便取扱店、薬局など
    • 家庭で使うキッチンスケール・ヘルスメーター等は検査義務はありません
    • 県知事指定を受けた「適正計量管理事業所」のスーパー等事業所には、計量士が配置されているため対象外
  • 実施日 伊豆市では、平成30年5月24日~6月1日に市内4地区で実施しました。
    次回は令和2年6月頃の予定です。
  • 検査機関 静岡県計量協会

食料品の内容量と「風袋」

商品の内容量=商品全体の重さ(総量)-風袋

スーパーや商店で肉・魚・惣菜など、グラム(グラム)売りしている食料品に表示される内容量には『風袋(ふうたい)』の重さは含まれません。

商品の内容量 = 商品の全体の重さ(総量) - 風袋(ふうたい)
(例) 重さ200グラム=重さ210グラム-重さ10グラム

  • 風袋とは?
    • トレイ、ラップ、経木やロー引き紙
    • 刺身パック等に添えられる わさび、たれ、つま
    • 乾燥剤
  • 量目公差(りょうもくこうさ)
    はかりで量った重さを「量目(りょうもく)」といいます。
    内容量200グラムと表示されている商品は、中身が正しく200グラムに計量されていなければなりません。さらに精米・野菜・茶・肉・魚介類など29種類の商品を「特定商品」に指定しています。
    しかし、どんなに注意してもある程度の誤差が生じてしまうため、計量法では、これらの特定商品に対しては、『量目公差(りょうもくこうさ)』=(許容される誤差)を越えて不足してはならないと定めています。

量目公差表 1:食肉 食肉加工品 豆類 精米 茶・コーヒー 菓子類 食塩・味噌 など
表示量 量目公差
5グラム以上~ 50グラム以下 4%
50グラム超え~100グラム以下 2グラム
100グラム超え~500グラム以下 2%
500グラム超え~ 1キログラム以下 10グラム
1キログラム超え~ 25キログラム以下 1%
量目公差表 2:魚介類、水産加工品、海藻類、めん類、野菜、漬物、果物、調理食品(惣菜) など
表示量 量目公差
5グラム以上~ 50グラム以下 6%
50グラム超え~100グラム以下 3グラム
100グラム超え~500グラム以下 3%
500グラム超え~ 1キログラム以下 15グラム
1キログラム超え~ 25キログラム以下 1%

量目公差は、内容量が表示量より少ない場合だけ規制されます。

「風袋」の例を示したイラスト

どんなものが「風袋」?

食料品量目立入検査

市では、静岡県より権限委譲事務のひとつとして、市内の食料品店について立入検査をさせて戴いております。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

  • 検査内容 食料品の量目(内容量)および計量器の状況検査
  • 問合せ 観光商工課 観光商工スタッフ
     電話 72-9911

食料品量目買上検査

市内のスーパーマーマット・商店などから、検査対象商品を購入して持ち帰り、内容量について検査しています。

食料品試買会

食料品の適正計量について皆さんにもっと知っていただくため、計量検定所では県内の市町と協力して食料品試買会を実施しています。
食料品試買会では、参加者を募って、皆さんに食料品を実際に購入・計量していただくことで、食料品店での計量が適正に行われているかチェックをしています。

実施機関 静岡県計量検定所
電話 054(278)8311

食料品試買会を実施しました

平成27年10月20日(火曜日)に、静岡県計量検定所・伊豆市主催の「食料品試買会」が修善寺生きいきプラザで開催されました。
この試買会は消費者がスーパーマーケットや食料品小売店の商品を買上げ、商品の内容量を計量することにより、現在の小売販売における計量の実態を把握し、消費者の生活に正確計量の重要性を認識してもらうことを目的として、開催されます。次回は、平成31年度に開催予定です。

当日は、静岡県計量検定所職員4名と市職員1名の指導の下、市から依頼された一般消費者20名が、市内2ヶ所の店舗で指定された6項目から100グラムを超え500グラム以下の商品を1人3品ずつ、計58品の食品を購入し、内容物と包装部分(風袋)を分けて正確なはかりで測定を行ないました。

結果は、58品すべて適正と判定されました。

この記事に関するお問い合わせ先

観光商工課 観光商工スタッフ
伊豆市小立野24-1
電話:0558-72-9911 ファックス:0558-72-9909
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