一般廃棄物処理計画は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づいた計画です。一般廃棄物処理基本計画は、一般廃棄物処理計画のうち、長期的視点に立った市町村の一般廃棄物の減量・資源化や適正処理に関する施策の基本方針となる10～15箇年の計画です。おおむね5年ごとに、または諸条件等に大きな変動があった場合等必要に応じて見直します。一般廃棄物処理実施計画は、一般廃棄物処理基本計画の実施のために必要な各年度の一般廃棄物の収集、運搬及び処分について定めた計画です。

 我が国では、これまで経済活動の拡大に伴い、私たちは豊かな生活を手にしましたが、豊かな環境を将来にわたって継承していくためには、単に廃棄物の適正処理の確保にとどまらず、現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会から脱却し、行政、事業者、住民がそれぞれの役割を担い、生産・流通・消費・廃棄のあらゆる過程における物質の効率的な利用や廃棄物の発生の抑制、リサイクルを進めることにより、「資源循環型社会」を構築することが急務となっています。
 このため、伊豆市では、国・県等と協働して資源循環型社会の形成に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、伊豆市一般廃棄物処理基本計画を策定ました。
 この計画では、第一に廃棄物の発生・排出抑制、次いで再使用・再利用、さらにエネルギー回収に取り組み、一層の減量化・再資源化を推進します。さらに、不法投棄等の不適正処理の解消を図るとともに、一般廃棄物処理の広域化の推進や、一般廃棄物処理施設の整備の促進を図るなど、廃棄物の適正処理を推進します。