水質検査実施計画
伊豆市水質検査実施計画
水質は、水道の根幹をなすものであり、水道法にその基準が定められています。このことから、水道事業者には水源の種類、周辺環境、浄水方法等の実情に合わせ、自己責任の下、自主検査・自己管理が義務付けられています。
伊豆市では、水道法施行規則第15条第6項の規定により、水質検査の適正化・効率化を図るべく、毎事業年度開始前に「水質検査計画」を策定し、公表します。
水質検査の内容
1.基本方針
- 検査のための採水は、水道法で検査が義務付けられている給水栓、水源とします。
- 検査項目は、水道法で定められている水質基準項目とします。
- 検査頻度は、水道法及び本市の過去の検査結果などに基づき、水質項目に応じて頻度を設定し実施します。
- 原水の水質の状況及び周辺の状況により、指標菌検査を実施します。
- 飲料水供給施設については、水道法において水質検査は義務化されていませんが、安全性を確保するために原水水質検査を含めた検査を実施します。
- 検査結果は、毎年公表します。
2.-1伊豆市上水道事業の概要
給水区域 | 計画給水人口 (人) |
配水能力 (立方メートル) |
---|---|---|
小立野、堀切、熊坂、瓜生野、修善寺、大平、本立野、日向、加殿、田代、牧之郷、柏久保、年川、大野、小土肥、土肥、湯ケ島、市山、門野原、吉奈、月ヶ瀬、田沢、矢熊、下船原、青羽根、本柿木、松ヶ瀬、佐野、雲金、地蔵堂、原保、菅引、中原戸、戸倉野、姫之湯、貴僧坊、筏場、城、八幡、梅木、宮上、柳瀬、冷川、徳永、関野、上白岩及び下白岩地区の一部 | 30,650 | 30,430 |
施設名 |
年間総配水量 |
1日平均配水量 | 1日最大給水量 | 備考 |
---|---|---|---|---|
修善寺上水道 | 3,653千立方メートル | 10,009立方メートル | 14,989立方メートル | |
土肥上水道 | 808千立方メートル | 2,213立方メートル | 3,285立方メートル | |
天城湯ケ島上水道 | 1,180千立方メートル | 3,233立方メートル | 4,445立方メートル | |
中伊豆上水道 | 1,494千立方メートル | 4,092立方メートル | 5,670立方メートル |
水源名 | 所在地 | 水源種類 | 浄水処理方法 | 備考 |
---|---|---|---|---|
持田水源 | 伊豆市田代 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
大野第1水源 | 伊豆市大野 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
大野第2水源 | 伊豆市大野 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
年川水源 | 伊豆市年川 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
北又水源 | 伊豆市修善寺 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
湯舟第1水源 | 伊豆市修善寺 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
湯舟第2水源 | 伊豆市修善寺 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
熊坂第1水源 | 伊豆市熊坂 | 浅井戸 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
熊坂第2水源 | 伊豆市熊坂 | 浅井戸 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
熊坂第3水源 | 伊豆市熊坂 | 深井戸 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
大洞水源(第1水源) | 伊豆市土肥 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 土肥地区 |
長野水源(第2水源) | 伊豆市土肥 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 土肥地区 |
南山水源(第3水源) | 伊豆市小土肥 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 土肥地区 |
坑内水(第4水源) | 伊豆市土肥 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 土肥地区 |
天金水源 | 伊豆市土肥 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 土肥地区 |
鉢窪水源 | 伊豆市湯ケ島(茅野) | 表流水 | 緩速ろ過・急速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
田沢水源 | 伊豆市田沢 | 浅井戸 | 急速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
雲金水源 | 伊豆市雲金 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
冷川水源 | 伊豆市冷川 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 中伊豆地区 |
地蔵堂水源 | 伊豆市地蔵堂 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 中伊豆地区 |
城水源 | 伊豆市城 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 中伊豆地区 |
上和田水源 | 伊豆市上和田 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 中伊豆地区 |
白岩水源 | 伊豆市白岩 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 中伊豆地区 |
筏場新田水源 | 伊豆市筏場 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 中伊豆地区 |
沢口水源 | 伊豆市沢口 | 浅井戸 | 塩素消毒のみ | 中伊豆地区 |
2.-2伊豆市簡易水道事業の概要
施設名 | 給水区域 | 計画給水人口(人) | 計画1日最大給水量(立方メートル) | 備考 |
---|---|---|---|---|
大沢 簡易水道 |
大沢地区全域 | 280 | 65 | 修善寺地区 |
堀切 簡易水道 |
堀切地区全域 | 280 | 56 | 修善寺地区 |
山田 専用水道 |
堀切山田地区全域 | 80 | 36 | 修善寺地区 |
茅野飲料水供給施設 | 大野茅野地区全域 | 80 | 16 | 修善寺地区 |
八木沢小下田簡易水道 | 八木沢及び小下田地区全域 | 1,340 | 980 | 土肥地区 |
持越金山 簡易水道 |
(湯ケ島)持越地区(平山地区を除く)(湯ケ島)金山地区(下猫越・上猫越飲料水供給施設の区域を除く)持越鉱山地区全域 | 685 | 118 | 天城湯ケ島地区 |
長野 簡易水道 |
(湯ケ島)長野地区全域 | 570 | 86 | 天城湯ケ島地区 |
佐野 簡易水道 |
(佐野)梶山地区全域 | 350 | 40 | 天城湯ケ島地区 |
柿木 簡易水道 |
大平柿木地区全域 本柿木地区(下柿木地区の一部を除く) |
800 | 120 | 天城湯ケ島地区 |
船原 簡易水道 |
上船原新田地区全域 (数沢・土肥川飲料水供給施設の区域を除く) |
1,360 | 227 | 天城湯ケ島地区 |
数沢飲料水供給施設 | 上船原新田地区の一部 | 36 | 6 | 天城湯ケ島地区 |
土肥川飲料水供給施設 | 上船原新田地区の一部 | 56 | 9 | 天城湯ケ島地区 |
吉奈新田飲料水供給施設 | 吉奈新田地区の一部 | 98 | 15 | 天城湯ケ島地区 |
下猫越飲料水供給施設 | (湯ケ島)金山地区の一部 | 59 | 9 | 天城湯ケ島地区 |
上猫越飲料水供給施設 | (湯ケ島)金山地区の一部 | 31 | 4 | 天城湯ケ島地区 |
与市坂飲料水供給施設 | (湯ケ島)茅野地区の一部 | 60 | 9 | 天城湯ケ島地区 |
水源名 | 所在地 | 水源種類 | 浄水処理方法 | 備考 |
---|---|---|---|---|
大沢水源 | 伊豆市大沢 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
堀切水源 | 伊豆市堀切 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
山田水源(飲供) | 伊豆市堀切山田 | 浅井戸 | 塩素消毒のみ | 修善寺地区 |
八木沢水源 | 伊豆市八木沢 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 土肥地区 |
小下田第1水源 | 伊豆市小下田 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 土肥地区 |
小下田第2水源 | 伊豆市小下田 | 表流水 | 急速ろ過方式 | 土肥地区 |
小下田浅井戸 | 伊豆市小下田 | 浅井戸 | 塩素消毒のみ | 土肥地区 |
長野水源 | 伊豆市湯ケ島(長野) | 湧水 | 塩素消毒のみ | 天城湯ケ島地区 |
佐野水源 | 伊豆市佐野 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 天城湯ケ島地区 |
柿木水源 | 伊豆市大平柿木 | 表流水 | 緩速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
持越水源 | 伊豆市湯ケ島(持越) | 表流水 | 緩速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
土肥川水源(飲供) | 伊豆市上船原 | 表流水 | 緩速ろ過方式・急速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
数沢水源(飲供) | 伊豆市上船原 | 湧水 | 塩素消毒のみ | 天城湯ケ島地区 |
与市坂水源(飲供) | 伊豆市湯ケ島(茅野) | 表流水 | 緩速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
吉奈新田水源(飲供) | 伊豆市吉奈 | 表流水 | 緩速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
下猫越水源(飲供) | 伊豆市湯ケ島(金山) | 表流水 | 緩速ろ過方式・急速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
上猫越水源(飲供) | 伊豆市湯ケ島(金山) | 表流水 | 急速ろ過方式 | 天城湯ケ島地区 |
3.水源の状況並びに原水及び浄水の水質の状況
水源は、浅井戸・深井戸・湧水・表流水の4種類があり、表流水以外の水源水質は概ね良好であります。浄水についても、水質基準をクリアしており、安全で良質な水であるといえます。しかし、原水は季節によって大腸菌を検出することがある水源があります。そのような水源では、1年間クリプトスポリジウムの指標菌の検査をし、水源水質の監視を行っています。
4.採水場所、検査項目、検査頻度及びその理由
採水は、原則として給水栓(蛇口)で行います。給水栓の水質の基本である原水は、毎年1回、水源で採水します。
(1)採水場所
水源及び浄水場の系統ごとに、市内40箇所の採水場所を設けています。
水系 | 採水場所 | 備考 |
---|---|---|
修善寺地区 | ||
熊坂水系(上水道) | 1.狩野川公園 | |
湯舟水系(上水道) | 2.下湯舟公民館 | |
北又水系(上水道) | 3.北又公民館 | |
大野水系(上水道) | 4.農協倉庫 | |
年川水系(上水道) | 5.年川公民館 | |
持田水系(上水道) | 6.田代公民館 | |
大沢水系(簡易水道) | 7.大沢公民館 | |
堀切水系(簡易水道) | 8.堀切消防詰所 | |
山田水系(専用水道) | 9.山田公民館 | |
大仁下畑水系(飲料水供給施設) | 10.茅野地内 |
水系 | 採水場所 | 備考 |
---|---|---|
清越浄水場山川水系(上水道) | 11.馬場地内 | |
小土肥南山水系(上水道) | 12.大薮地内 | |
天金山川水系(上水道) | 13.横瀬地内 | |
清越坑内水系(上水道) | 14.第2調圧槽 | |
八木沢水系(簡易水道) | 15.八木沢地内 | |
小下田第1水系(簡易水道) | 16.菅沼地内 | |
小下田第2水系(簡易水道) | 17.小下田中村地内 | |
小下田井戸水系(簡易水道) | 18.下村地内 |
水系 | 採水場所 | 備考 |
---|---|---|
鉢窪水系(上水道) | 19.天城湯ケ島支所 | |
雲金水系(上水道) | 20.狩野ドーム | |
田沢水系(上水道) | 21.月ヶ瀬地内 | |
長野水系(簡易水道) | 22.長野集会所 | |
佐野水系(簡易水道) | 23.佐野地内 | |
柿木水系(簡易水道) | 24.柿木報徳館 | |
船原水系(簡易水道) | 25.上船原詰所 | |
持越・金山水系(簡易水道) | 26.持越公民館 | |
土肥川水系(飲料水供給施設) | 27.上船原地内 | |
数沢水系(飲料水供給施設) | 28.上船原地内 | |
与市坂水系(飲料水供給施設) | 29.与市坂公民館 | |
吉奈水系(飲料水供給施設) | 30.吉奈地内 | |
下猫越水系(飲料水供給施設) | 31.湯ケ島(金山)地内 | |
上猫越水系(飲料水供給施設) | 32.湯ケ島(金山)地内 |
水系 | 採水場所 | 備考 |
---|---|---|
地蔵堂水系(上水道) | 33.戸倉野公民館 | |
冷川水系(上水道) | 34.給食センター | |
冷川水系(上水道) | 35.ニューライフ | |
上和田水系(上水道) | 36.上和田生活改善センター | |
白岩水系(上水道) | 37.小川ポンプ小屋 | |
城水系(上水道) | 38.城生活改善センター | |
筏場新田水系(上水道) | 39.筏場新田地内 | |
沢口水系(上水道) | 40.沢口公民館 |
(2)水質検査項目、検査方法及び検査機関名
番号 | 検査項目 | 検査方法 | 委託 検査機関名 |
---|---|---|---|
1 | 一般細菌 | 標準寒天培地法 | 株式会社東洋検査センター |
2 | 大腸菌 | 特定酵素基質培地法 | 株式会社東洋検査センター |
3 | カドミウム及びその化合物 | フレームス-原子吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
4 | 水銀及びその化合物 | 還元気化-原子吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
5 | セレン及びその化合物 | 水素化物発生-原子吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
6 | 鉛及びその化合物 | フレームス-原子吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
7 | ヒ素及びその化合物 | 水素化物発生-原子吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
8 | 六価クロム化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
9 | シアン化物イオン及び塩化シアン | 流路型吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
10 | 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 | イオンクロマトグラフ法(陰イオン) | 株式会社東洋検査センター |
11 | フッ素及びその化合物 | イオンクロマトグラフ法(陰イオン) | 株式会社東洋検査センター |
12 | ホウ素及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
13 | 四塩化炭素 | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
14 | 1,4-ジオキサン | 固相抽出-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
15 | シス及びトランス-1,2-ジクロロエチレン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
16 | ジクロロメタン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
17 | テトラクロロエチレン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
18 | トリクロロエチレン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
19 | ベンゼン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
20 | 塩素酸 | イオンクロマトグラフ法 | 株式会社東洋検査センター |
21 | クロロ酢酸 | 溶媒抽出-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
22 | クロロホルム | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
23 | ジクロロ酢酸 | 溶媒抽出-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
24 | ジブロモクロロメタン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
25 | 臭素酸 | イオンクロマトグラフ-ポストカラム吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
26 | 総トリハロメタン | クロロホルム、ジブロモクロロメタン、プロモジクロロメタン及びブロモホルムごとに22の項、24の項、28の項及び29の項に掲げる方法 | 株式会社東洋検査センター |
27 | トリクロロ酢酸 | 溶媒抽出-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
28 | ブロモジクロロメタン | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
29 | ブロモホルム | PT-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
30 | ホルムアルデヒド | 溶媒抽出-誘導体化-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
31 | 亜鉛及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
32 | アルミニウム及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
33 | 鉄及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
34 | 銅及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
35 | ナトリウム及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
36 | マンガン及びその化合物 | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
37 | 塩化物イオン | イオンクロマトグラフ法(陰イオン)、滴定法 | 株式会社東洋検査センター |
38 | カルシウム、マグネシウム等(硬度) | ICP法 | 株式会社東洋検査センター |
39 | 蒸発残留物 | 重量法 | 株式会社東洋検査センター |
40 | 陰イオン界面活性剤 | 流路型吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
41 | 非イオン界面活性剤 | 固相抽出-吸光光度法 | 株式会社東洋検査センター |
42 | フェノール類 | 固相抽出-GC-MS法 | 株式会社東洋検査センター |
43 | 有機物(全有機炭素(TOC)量) | 全有機炭素計測法 | 株式会社東洋検査センター |
44 | PH値 | ガラス電極法 | 株式会社東洋検査センター |
45 | 味 | 官能法 | 株式会社東洋検査センター |
46 | 臭気 | 官能法 | 株式会社東洋検査センター |
47 | 色度 | 透過光測定法 | 株式会社東洋検査センター |
48 | 濁度 | 積分球式光電光度法 | 株式会社東洋検査センター |
49 | 残留塩素 | 残留塩素計 | 自主検査 |
(3)検査頻度
検査頻度については、過去3年間の水質検査の結果を検討して決定します。その中で、検査回数を少なくすることが可能な項目については当該項目の検査結果が水質基準値の5分の1以下であるときは、原則、年1回の検査とします。水源の状態については、監視を続けます。
5.臨時の水質検査
臨時の水質検査、試験は次のような場合に実施します。なお、原因が不明の場合には、水質異常の原水は試験用試料の採取時に保存試料も採取し、原因の解明又は証拠物件として必要性がなくなるまで冷凍保存します。
- 水源の水質が著しく悪化したとき
- 原因不明の要因によって色及び濁りに著しい変化が生じたとき
- 集中豪雨、洪水等により高濁度の原水が浄水施設等に流入したとき
- 異常渇水により原水の水質が著しく悪化する恐れがあるとき
- 水源に障害生物が増殖したとき
- 水源に異常があったとき
- 臭気又は味に著しい変化が生じたとき
- 魚が死んで多数浮上したとき
- 消毒のみで給水している水源にごみや汚泥等の汚物を発見し、これらが汚染の原因となる恐れがあるとき
- 水源付近、給水区域及びその周辺において消化器系感染症が流行しているとき
- 浄水過程において異常があったとき
- 配水管及び配水施設の大規模な工事、その他水道施設が著しく汚染された恐れのあるとき
6.水質検査の委託
水質検査は、水道法第20条第3項により厚生労働大臣登録検査機関に委託します。
7.水質検査計画及び検査結果の公表
水質検査計画は市民に公表し、内容についてのご意見を参考にさせていただきながら、毎年、よりよい計画を策定してまいります。公表した検査計画に基づき、検査を実施し、その結果については上下水道課窓口及びホームページ上で公表します。
8.水質検査の精度の確保
委託先の検査機関との連絡を密にして、検査精度の確保に努めます。
9.関係者との連携
- 水質汚染事故等が発生した場合には、静岡県水利用課、静岡県東部保健所などと連携して迅速に対応し、対策を講じます。
- 水源における水質汚染事故が発生した場合、上記機関に連絡するとともに、河川管理者及び市関係機関と情報交換をします。また、これらの機関と連携して現地調査を実施し、適正な処理を行うことによって水道水の安全性を確保します。
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道課 上水道スタッフ
伊豆市八幡500-1
電話:0558-83-3950 ファックス:0558-75-7177
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更新日:2023年03月01日