伊豆市の巨樹・巨木(市指定1)

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更新日:2023年03月01日

伊豆市内の天然記念物(植物)

 市内には、古くより地域のシンボルとして、また人々の信仰の対象しとて保存されてきた「名木」が多く存在しています。それらは自然遺産であると同時に、文化財保護法や条例などによって指定された文化遺産でもあります。

 近年では、社会問題として環境破壊や温暖化問題が叫ばれるようになってきましたが、自然と人々が共生するすばらしい郷土を後世に残していきましょう。

市指定

市指定の天然記念物(植物)一覧
No 名称 指定 種別 所在地 所有者・管理者 指定年月日
1 益山寺の大イチョウ 天然記念物 堀切760 益山寺 昭和49年12月4日
2 白山神社の大クス 天然記念物 城667白山神社 神社氏子総代 昭和56年7月1日
3 来宮神社の鳥居スギ 天然記念物 八幡106来宮神社 神社氏子総代 昭和56年7月1日
4 大宮神社の社叢 天然記念物 上白岩422大宮神社 神社総代 昭和56年7月1日
5 エドヒガンザクラ(2本) 天然記念物 国有林107、147林班昭和の森会館 伊豆森林管理署 昭和58年2月28日
6 大イチョウ 天然記念物 原保287-1妙泉寺 妙泉寺 昭和63年4月11日
7 八幡神社のカゴノキとシロダモ 天然記念物 筏場151 神社氏子総代 昭和63年4月11日
8 【消滅】学舎の大ケヤキ 天然記念物 上白岩784橘保育園園庭 伊豆市 昭和63年4月11日
9 神代杉 天然記念物 (伊豆市資料館) 伊豆市 昭和63年4月11日
10 大城家のカヤ 天然記念物 瓜生野 個人 平成元年3月4日
11 妙国寺のカヤ 天然記念物 加殿118 妙国寺 平成元年3月4日
12 鳥居脇のお宮の椎の木 天然記念物 湯ヶ島305天城神社 宿区 平成2年9月28日
13 山門脇応永のイヌマキ 天然記念物 市山234明徳寺 明徳寺 平成2年9月28日
14 地蔵ヶ平のスダジイ 天然記念物 筏場字地蔵ヶ平542-1 個人 平成12年6月26日

【市指定】1.益山(ましやま)寺の大イチョウ

太い幹から分かれた枝についた青々とした葉の隙間から日差しが差し込むイチョウの木を根元の近くから撮影した写真
  • 昭和49年12月4日市指定
  • 堀切760 益山寺
  • イチョウ科 イチョウ属
  • 目通り5.3メートル、樹高25.3メートル、推定樹齢400年。

このイチョウは、樹皮が乳房のように垂れ下がっていることから、母乳に悩む人々に信仰されている。秋には、このイチョウの黄色と、隣接する県指定のモミジの紅色が周囲の緑と調和し、訪れる人々を魅了している。

【市指定】2.白山神社の大クス

お堂の前に立つ、根元にしめ縄が巻かれた大クスを根元近くから撮影した写真
  • 昭和56年7月1日市指定
  • 城667 白山神社
  • クスノキ科 ニッケイ属
  • 目通り8メートル、樹高約25メートル、推定樹齢300年以上。

クスノキは虫害や腐敗に強く、古来より船材としても重宝されている。ご神木のクスノキと並び、イチョウも大木で、秋には見事な黄葉をみせる。

【市指定】3.来宮神社の鳥居スギ

皮がはがれ若干左側に傾いている鳥居スギの写真
  • 昭和56年7月1日市指定
  • 八幡106 来宮神社
  • ヒノキ科 スギ属
  • 目通り4.8メートル、樹高約35メートル、推定樹齢400年以上。

境内入口に2本のスギの巨木が聳え立っている。昔はこのような巨木が境内に数本ほどあったが、枯れてしまったと云われている。鳥居スギは、幾度かの落雷により木肌がむき出して痛々しいが、中天に突き抜けている2本の巨木は崇高な姿を見せている。

【市指定】4.大宮神社の社叢(しゃそう)

左右を畑に囲まれた細い道の先に大きな木々が立ち並び、中央に鳥居が立っている大宮神社の社叢の写真
  • 昭和56年7月1日市指定
  • 上白岩422 大宮神社

大宮神社の社叢は、総面積7712.4平方メートルの境内に、マツ・カシ・スギなどの老木をはじめ、数多くの樹木が鬱蒼と生い茂る。上白岩及び下白岩の総鎮守であり、周辺の住民から崇拝されている。

【市指定】5.茅野のエドヒガン(2本)

細かく伸びたたくさんの細い枝の先から鮮やかな薄ピンク色の花を咲かせるエドヒガンの木の写真
  • 昭和58年2月28日市指定
  • 湯ヶ島国有林 道の駅「天城越え」内
  • バラ科 サクラ属
  • 目通り4メートル弱、樹高約17メートル、推定樹齢250年。

標高450メートルに自生する。花の見頃は例年4月20日頃で花期は約一週間である。現在、観賞用として植栽されているソメイヨシノは、幕末、江戸染井の植木屋から売り出されたが、エドヒガンとオオシマザクラの雑種といわれ、その発祥地は当市の船原峠といわれている。

【市指定】6.(妙泉寺の)大イチョウ

枝が見えないほどびっしりと黄色い葉っぱを付けた大イチョウの木の写真
  • 昭和63年4月11日市指定
  • 原保287-1 妙泉寺
  • イチョウ科 イチョウ属
  • 目通り3メートル以上、樹高約30メートル、推定樹齢400年以上。

妙泉寺は延文元年(1356年)の開基であったが、永正年間(1504~1521年)に中興されたため、「永正山妙泉寺」と称す。毎年秋には、銀杏をつけ黄葉し、季節の終わりを告げる。

この記事に関するお問い合わせ先

社会教育課 生涯学習スタッフ
伊豆市八幡500-1
電話:0558-83-5476 ファックス:0558-83-5480
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