令和6年度 高齢者用肺炎球菌予防接種のお知らせ

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更新日:2024年09月12日

肺炎は死亡原因の第5位であり、成人の肺炎の約2~3割は、肺炎球菌という細菌により引き起こされるとの報告があります。

肺炎球菌は、このほかにも血液の中に細菌が回ってしまう敗血症(はいけつしょう)などの 重い感染症の原因になることがあります。

肺炎球菌による感染症に対して、すべての肺炎などが防げるわけではありませんが、有効性・安全性が確認されているワクチンがあります。
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市では高齢者が肺炎球菌による肺炎の重症化を予防するために、下記のとおり予防接種を実施します。元気で健康的な毎日を送っていても、高齢になると体調の変化などちょっとしたことがきっかけで肺炎を起こしやすくなるため、元気な時に予防接種を受けることをお勧めします。

ワクチンの効果

  • 肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン」は、そのうち23種類の血清型を対象としたワクチンです。
  • この23種類の血清型は、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症で、成人の肺炎球菌感染症の原因の約4割~5割を占めるという研究結果があります。
  • このワクチンは、対象とする血清型の肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。

ワクチンの安全性

  • このワクチンの接種後に、副反応が生じることがあります。
  • 主な副反応には、接種部位の症状(痛み、赤み、腫れなど)、筋肉痛、だるさ、発熱、頭痛などがあります。
  • 接種後に気になる症状や体調の変化があらわれたら、すぐに医師にご相談ください。
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対象者

定期接種による公費補助で接種を受けられるのは、下記1~3を通して生涯で1回のみとなります。

伊豆市に住民登録があり、公費補助の有無に関わらず、これまでに一度も23価肺炎球菌ワクチンを接種したことがない人のうち

  1. 満65歳の人
  2. 60歳から64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される人
  3. 60歳から64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な人
  • 制度の変更により特例措置が終了されたため、定期接種の機会は65歳の1年間です。定期接種の対象となる人で、接種を希望する人は、接種の機会を逸することがないようご注意ください。66歳のお誕生日以降は対象となりません。

 

接種期間

65歳のお誕生日から66歳のお誕生日の前日まで。
この期間を過ぎると、公費補助による予防接種を受けることができません。

接種医療機関

伊豆市・伊豆の国市・函南町以外の医療機関で接種を希望される場合は、市の発行する依頼書が必要です。接種を受ける前に健康長寿課にお問い合わせください。

自己負担金

4,260円(実際の接種費用の半分ほどの費用で接種ができます。)
生活保護を受給している人は事前申請により自己負担金が免除されます。生きいきプラザ2階健康長寿課または各支所で申請をしてください。

持ち物

  • 高齢者肺炎球菌予防接種予診票(4月にお送りした案内に同封されている紫色の用紙)
  • 自己負担金
  • 保険証

その他

過去に接種したワクチンが「13価肺炎球菌ワクチン」の場合は、今回の公費補助の対象になります。接種したワクチンが分からない場合は、接種を受けた医療機関にご確認ください。

予防接種健康被害救済制度について

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。

極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

制度の利用については、お問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康長寿課 健康医療スタッフ
伊豆市小立野66-1 修善寺生きいきプラザ内
電話:0558-72-9861 ファックス:0558-72-1196
お問い合わせフォーム

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