帯状疱疹ワクチン接種費用の助成について
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、多くの人が子どものときに感染する水ぼうそうウイルスが原因で起こります。治った後もこのウイルスは神経節に潜んでいるため、ストレスや過労、病気、加齢など免疫力が低下した際に、再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると、主に体の片側の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹ができます。
日本では、80歳までに約3人に1人が発症するといわれており、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の人に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。
帯状疱疹ワクチン接種の費用助成について
帯状疱疹ワクチン接種は予防接種法に基づかない任意の予防接種です。接種対象者の希望により受けるもので、法律上の義務はありません。予防接種による効果や副反応等十分にご理解いただいたうえで、接種の判断をしてください。
1 対象者
接種日時点に、次のいずれも該当する方
- 伊豆市内に住所を有している。
- 満50歳以上の定期接種対象以外の方
※定期接種は65歳以上の5歳刻みの年齢の方です。
(注釈)帯状疱疹ワクチンは2種類あり、制度の利用はどちらかのワクチンで生涯1度限りとなり ますのでご注意ください。
2 ワクチンの種類と助成額
生ワクチン(ビケン) | 不活化ワクチン(シングリックス) | |
接種回数 | 1回 |
2回 1回目の接種から2か月後、遅くとも6か月後までに2回目接種する |
助成回数 | 1回 | 2回以内 |
助成金額 | 4,000円 | 10,000円/回 |
有効性 |
50~59歳:69.8% 60~69歳:64.0% 70~79歳:41.0% 80歳以上 :18.0% |
50~59歳:96.6% 60~69歳:97.4% 70~79歳:91.3% 80歳以上 :91.4% |
予防効果 | 5~7年程度 |
10年以上 (11年目以降は延長試験を実施中) |
副反応 |
■頻度10%以上の副反応 発赤(44.0%)、掻痒感(27.4%)、 熱感(18.5%)、腫脹(17.0%)、 疼痛(14.7%)、硬結(13.5%)
■重大な副反応(いずれも頻度不明) アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎 |
■頻度10%以上の副反応 疼痛(79.1%)、発赤(37.4%)、 腫脹(24.2%)、筋肉痛(36.9%)、 疲労(34.6%)、頭痛(28.3%)、 悪寒(21.4%)、発熱(16.7%)、 胃腸症状(12.0%) ■重大な副反応(いずれも頻度不明) ショック、アナフィラキシー |
<引用文献>
ZostavaxのSPS・STPS・LTPS試験(50歳代はZEST試験)(国内での有効性について試験を行っていないため、本質的に同じワクチンとされているZostavaxの試験結果から引用)、Shingrix Zoster-006・022・049試験、医薬品添付文書
3 助成対象期間
2025年(令和7年)4月1日~2026年(令和8年)3月31日
申請手続きについて
ステップ1
- 接種をする医療機関を選ぶ
- ワクチンの種類を選ぶ
※生ワクチンは、過去6か月以内に輸血あるいはガンマグロブリンの投与を受けた人、 先天性及び後天性免疫不全状態の人は接種できません。
令和6年度帯状疱疹任意予防接種指定医療機関一覧 (PDFファイル: 37.7KB)
ステップ2
- 申込フォーム(インターネットによる電子申請)から申請する。申請は健康長寿課窓口や申請書の郵送でもできます。
- 伊豆市から「伊豆市帯状疱疹ワクチン接種予診票」が届く(申請から2週間ほどかかる場合があります)。窓口申請の場合、その場でお渡ししますが、処理に15分程度かかります。
伊豆市帯状疱疹ワクチン予診票発行申請書 (Wordファイル: 21.8KB)
ステップ3
指定医療機関で接種する場合
医療機関窓口での支払額が減り、申請も簡単ですのでお勧めです。
- 医療機関に予約する。
- 「帯状疱疹ワクチン予診票」、市民であることが確認できるもの(免許証等)、保険証等(診察の結果、その他医療が必要になった場合に使用します)、接種費用(医療機関によって異なります)を持って受診する。
- 接種費用から助成額を引いた額を、医療機関窓口に支払う。
指定医療機関以外で接種する場合(償還払)
医療機関窓口での支払いは、一旦全額払い、後から助成額が返ってきます。
- 医療機関に予約をして接種を受ける。
- 接種費用を全額支払い、医療機関から、接種済証・予診票・領収書(予防接種の種類や費用がわかるもの)を受け取る。
- 必要書類を持って、窓口で申請する。
【償還払の必要書類と持ち物】
- 接種を受けた医療機関が発行する領収書
- 接種済証その他ワクチン接種をしたことが確認できる書類
- 医療機関で記入した予診票の写し
- 本人が確認できるもの(マイナンバーカード、運転免許証等)
- 通帳またはキャッシュカード(振込先金融機関、支店、口座番号、口座名義のわかるもの)
- 印鑑
【申請方法】
生きいきプラザ2階健康長寿課窓口または各支所に必要書類と印鑑を持参し申請
- 申請書
事前に記入する場合は、添付の申請書にご記入ください。
伊豆市帯状疱疹ワクチン任意予防接種費助成金交付申請書兼請求書(償還払用) (Wordファイル: 27.2KB)
令和6年4月1日から令和7年3月31日までに接種をした人の償還払い
上記期間に既に接種した接種費用の一部を償還払いします。
【必要書類】
- 接種を受けた医療機関が発行する領収書
- 接種済証その他ワクチン接種をしたことが確認できる書類
- 本人が確認できるもの(マイナンバーカード、運転免許証等)
- 通帳またはキャッシュカード(振込先金融機関、支店、口座番号、口座名義のわかるもの)
【申請方法】
・申込フォームから申請
・健康長寿課または各支所で申請
伊豆市帯状疱疹ワクチン任意予防接種費助成金交付申請書兼請求書(償還払用) (Wordファイル: 27.2KB)
【接種済証や領収書を紛失した場合】
接種した医療機関で、帯状疱疹ワクチン償還払い申請用証明書をもらってください。
証明書費用は、自己負担となります。
この記事に関するお問い合わせ先
健康長寿課 健康医療スタッフ
伊豆市小立野66-1 修善寺生きいきプラザ内
電話:0558-72-9861 ファックス:0558-72-1196
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更新日:2025年04月02日