歯科検診のご案内
6月からスタート!おとなの歯の検診
毎年健康診断で血液検査やレントゲン検査をするように、お口の検診も受けていますか? 美味しいものをいつまでも食べる、はつらつと元気な生活を楽しむためには歯やお口の機能の維持が大切です。
お口の健康維持のためには、日頃自分で行う歯みがき(セルフケア)と歯科医師や歯科衛生士によるケア(プロケア)の両方が必要です。かかりつけ歯科医をもち、少なくとも年に1回はお口の状態をチェックしてもらいましょう。
お口の病気代表格 歯周病~歯周病が他の病気もつれてくる~
3人に2人がかかっていると言われている歯周病。症状もなく静かにじわじわと進行していきます。歯周病菌は歯の土台の骨を溶かし、ある日歯がグラグラしはじめ抜けてしまう病気です。
また歯周病は全身に悪影響をおよぼすことが分かっています。
~血管が詰まる!血糖値が上がる⁉~
歯周病菌が血管に入り込むと炎症反応が起き、血液の塊(血栓)ができることがあり、血栓が心臓や脳の細い血管でつまると心筋梗塞や脳梗塞を起こす恐れがあります。また、歯周病は血糖値を上昇させる恐れがあり、歯周病の人は歯周病でない人と比べ糖尿病を発症するリスクが3倍以上という報告があります。
~認知症発症にも関係している!~
歯周病のある人や歯の本数が少ない人は、健康なお口の機能の人に比べ1.21倍認知症になりやすいことが最近の研究で分かってきました。
参考:口腔と全身の健康に関するエビデンスコラム集(静岡県・静岡社会健康医学大学院大学)
お口の機能低下が全身の機能低下をまねく
大人の歯は親知らずを除いて28本あります。歯の本数が少なくなると固いものが食べにくくなってきます。食べられる食品の数がだんだんと少なくなり低栄養になる恐れがあります。栄養が低下することで体力も低下してしまい、動かかなくなることで筋力も低下してしまいます。
お口の機能の低下をオーラルフレイルと言い、オーラルフレイルは全身の機能の低下をまねく危険性があります。
年に1回は歯科検診でお口のチェックを
体の健康維持・介護予防にも重要な「お口」。治療が必要な病気がないか、機能の低下が無いかを歯科医院でチェックしてもらいましょう。
下記の注意事項を確認のうえ、早めに歯科検診を受けましょう。
歯周病検診
- 【対象年齢】19歳~64歳
- 【内容】歯周病検診、歯みがきレッスン(歯ブラシを1本プレゼントします)
オーラルフレイル健診
- 【対象年齢】65歳以上
- 【内容】歯周病検診、噛む力・飲み込む力・舌の動き・口腔衛生状態の検査(歯ブラシを1本プレゼントします)
歯周病検診・オーラルフレイル健診 共通
- 【検診期間】 6月~12月
- 【自己負担金】 500円
- 【持ち物】 受診券シール、自己負担金、健康保険証
- 【その他】
- 各歯科医院とも電話で予約をしてから受診してください。
- 歯垢・歯石の除去や治療等は保険診療に当たるので、検診には含まれません。
- 検診を受ける前には口紅を落としてください。
この記事に関するお問い合わせ先
健康長寿課 健康医療スタッフ
伊豆市小立野66-1 修善寺生きいきプラザ内
電話:0558-72-9861 ファックス:0558-72-1196
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更新日:2024年06月11日