この度、第2代の伊豆市長に就任いたしました菊地豊でございます。私は、「伊豆市に元気を！」、「伊豆の夢を拓く！」、をモットーとして、職場の創出＝産業振興や教育の充実を重視政策として掲げてまいりました。具体的な現実の筋道はこれからの実行動で明らかにさせていただき、まず市長として行政に当たる基本姿勢を申し上げたいと思います。

 いちばん大切なことは「現場主義」です。まちに出て、市民の皆さんの実情を正確に把握することだと考えています。伊豆市は、鹿に荒らされた山野、観光業・公共事業の縮小、高齢化率が極めて高い集落など厳しい現状が立ちはだかる一方、まちづくりや老人ホームの清掃に尽力されているボランティアの方々、新ビジネスに挑戦されている企業、このまちを元気づけるために行動したくてウズウズしている若者たちなど活力の萌芽は市内あちらこちらに満ちているものです。伊豆市の問題も、問題解決の糸口も全てはまちの中、現場にこそあります。

 夢は逃げていきません。朝は必ず来ます。しかしただ立ち止まっているだけでは夢は実現せず、眠ったままでは朝の到来に気付きません。まちに出て、行動することによって初めて「伊豆の夢を拓く」ことができると思います。
 伊豆市には、職員460名を擁する最大の職場、そして「市民のために」という存在目的が明確な組織がひとつあります。伊豆市役所です。
 市役所は、全力をもって元気なまちづくりに取り組みます。市民の皆さんと一緒に考え、一緒に行動し、力を合わせて「日本人の心地よい故郷」のモデルを築き上げる所存でございます。

平成20年4月25日
菊地 豊