この度、市民の皆様のご信託を賜り、4期目の伊豆市政を担うこととなりました。直面している新型コロナウイルス対策に全力を傾注しつつ、山積している課題にも着実に取り組んでまいります。

 特に新市建設事業において主要事業である新ごみ焼却施設の建設（伊豆の国市との広域事業）、3年前に一旦白紙撤回となった新中学校の建設、市内病院の移転などこれらの事業は大きな財源を伴いますが、遅滞なく進めなければなりません。

 急激に進む人口減少問題は、我が国の構造的課題として大胆かつ現実的な対策が求められます。個別目的のインフラ整備もこれからは複合化していく必要があります。庁舎も単独で建設するのではなく、立地の良い場所の複合ビルに間借りする選択肢もあろうかと思います。

 私が市長に就任した平成20年から私の基本的な考え方は一貫しています。それは、新たな伊豆のモデルを作り上げるためには、美しい自然や歴史文化財などの守るべきものをしっかり守りながら、市の活性化を阻害している惰性を廃し、合併の真の狙いを着実に具現し、未来に向けて新たな歩みを進める勇気が必要であるということです。行政事業を不断に見直し、時代に即した姿に変えていく時代、変わることにより未来が拓かれるものと信じ、職責を全うしてまいります。