熱中症予防について

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更新日:2025年06月02日

熱中症とは

高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称です。

死に至る可能性のある病態です。

予防法を知っていれば防ぐことができます。

応急処置を知っていれば救命できます。

熱中症の分類

熱中症の分類

症状 重症度

1

めまい・失神(立ちくらみ)

脳への血流が瞬間的に不足した状態

筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)

発汗に伴う塩分(ナトリウム)などの欠乏により生じます

大量の発汗

現場の応急処置で対応できる軽症

2

頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

体がぐったりする、力が入らないなど

病院の搬送を必要とする中等症

3

意識障害・痙攣・手足の運動障害

呼びかけや刺激への反応がおかしい、体がガクガクとひきつけが

ある、まっすぐ走れない、歩けない

高体温

体に触ると熱いという感触

入院して集中治療の必要がある重症

 

熱中症予防のポイント!

1.こまめな水分補給

のどが渇く前に、こまめに水分補給をしましょう(一般的に、食事以外に1日当たり1.2Lの水分の摂取が目安とされています。)

激しい運動、作業を行ったとき、多くの汗をかいときは塩分も補給しましょう。

2.暑さを避ける

室内の温度・湿度をこまめに確認し、適切に管理しましょう。また、外出時は暑い 日や時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。

少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所に移動し水分を補給してください(急 に熱くなった日や、久しぶりに暑い環境で身体を動かす際には特に注意が必要です。)

3.暑さに備えた体づくり

暑くなり始めの時期から適度に運動を心掛け、身体が暑さになれるようにしましょ う(※ただし、その際は水分補給を忘れずに、無理のない範囲で実施してくださ い。)

4.残暑時には体を冷却

熱中症になった時の対処方法

1.意識がある、反応が正常な時

涼しい場所へ避難させる→衣服を脱がせ、体を冷やす→塩分、水分を補給する

ただし、水を自力で飲めない、または症状が改善しない場合は直ちに救急隊を呼びましょう。

2.意識がない、反応がおかしい時

救急隊の要請をする→涼しい場所へ避難させる→衣服を脱がせ、体を冷やす→医療機関へ搬送する

倒れた時の状況がわかる人が医療機関に同行しましょう

※わきの下、首、足のつけ根(股関節)を冷やすのが効果的です。

お年寄りは特に注意が必要!

熱中症患者の約半数は高齢者(65歳以上)です。

高齢者は特に注意しましょう。

高齢者が熱中症になりやすい理由は…

1.体内の水分が不足がちです

2.暑さに対する感覚機能が低下しています

3.暑さに対する体の調整機能が低下します

熱中症は、室内や夜間でも多く発生しています。

熱中症を防ぐため、上手にエアコンを使いましょう。また、こまめに水分・塩分補給をしましょう。

アラートの情報を活用しましょう!

令和6年度より、新たに「熱中症特別警戒アラート」が導入されています。

熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートの情報を活用し、熱中症を予防しましょう。

 

アラート
熱中症警戒アラート

・気温が著しく高くなることにより、熱中症による健康被害が生じるおそれがある場合に、各自で熱中症対策を行っていただくために発表。

・県内の観測地点17地点のいずれかで対象日の最高暑さ指数(WBGT)が33に達すると予測される場合に発表される情報。

・対象日の前日17時頃または当日5時頃に発表。

熱中症特別警戒アラート

・気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による健康被害が生じるおそれがある場合に、各自で熱中症予防を積極的に実践いただくとともに、家族や周囲の人々において見守りや声かけなどの共助や、自治体からの積極的な情報発信等の公助により熱中症予防の支援を行うために発表。

・県内観測地点17地点のすべてで翌日の最高暑さ指数(WBGT)が35に達すると予測される場合に発表される情報。

・対象日の前日10時頃の予測値を基に、前日14時頃発表。

※暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Tempereature):気温、湿度、日射量などから推測する熱中症予防の指数。

※県内観測地点は、井川、御殿場、富士、三島、佐久間、川根本町、清水、網代、静岡、天竜、浜松、菊川、牧之原、松崎、稲取、磐田、御前崎、石廊崎の17地点。

 

アラートの発表状況は、環境省HPをチェック!(暑さ指数に関する詳しい説明や熱中症予防に関する各種情報も確認できます)

クーリングシェルター

関連情報(外部リンク)

厚生労働省

環境省

気象庁

駿東伊豆消防本部

熱中症に備えるための情報(リーフレット)

この記事に関するお問い合わせ先

健康長寿課 健康医療スタッフ
伊豆市小立野66-1 修善寺生きいきプラザ内
電話:0558-72-9861 ファックス:0558-72-1196
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