市指定-絵画
清雲寺の日蓮聖人一代記額絵

正面の額絵
本堂に、日蓮聖人一代記の概要をわかりやすく描いた板絵額が掲げられています。明治23年11月、日蓮宗門篤志家の賛助により奉納されたもので、作者51歳の作といわれています。

本堂左側
板絵は90枚にも及び、板の上に和紙を盛り上げて立体感を出すなどの手法をこらした肉筆彩色画で、大型の額の中でも傑出した作品といわれ、檀家はもとより多くの人々に親しまれています。
昭和59年10月24日指定 伊豆市土肥644 :清雲寺
大涅槃像

縦360センチメートルm横300センチメートルの大幅
涅槃像(図)は釈迦入滅の姿を描いたもので、沙羅双樹の下で永遠の眠りにつく釈迦の周囲に、弟子たちを始め動物たちまでが参集して、悲しみにくれている様を写しています。
この画幅は、享保15年(1730)江戸の絵師村上益行の作で、奥書から江戸浅草に住む信者たちから寄進されたことがわかります。
明徳2年(1391)創建とされる明徳寺は、江戸時代初期に曹洞宗寺院として僧忠益によって中興開山されていますが、この画幅の存在から江戸前期の信仰のあり方やその広がりが伺われます。
平成元年2月27日指定 伊豆市市山234:明徳寺
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更新日:2023年03月01日