上白岩遺跡

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更新日:2023年03月01日

国指定遺跡上白岩遺跡(かみしらいわいせき)伊豆市上白岩字外畑

伊豆市上白岩には、今から3000~4000年前の人々が暮らしていたと考えられている遺跡があります。時代でいうと縄文時代の中期~後期に当てはまります。

この遺跡の特徴は、配石遺構と呼ばれる大きな石や長い石を中心に置き、周辺を頭大(あたまだい)の大きさの石で囲むという形式のものが、いくつか環状に並んでいるもの(環状列石)があります。どのような意味をもっているかよく分かっていませんが、神々を信仰するお祭りの祭祀(さいし)や大規模な墓の集まりなどの説があります。完全な形で残されたものとしては、東海地方で初めてのことです。

その他には「埋甕(うめがめ)」と呼ばれる、人の埋葬施設や住居跡、土壙群が見つかっており、人面把手(じんめんとって)や装飾品(そうしょくひん)などが出土しています。

現在は上白岩遺跡公園となっています。

芝生の中で、頭大の大きさの石で囲まれている遺跡の写真

上白岩遺跡公園

口を大きく開けている人の顔のような人面把手の写真

人面把手(遺物)

この記事に関するお問い合わせ先

社会教育課 生涯学習スタッフ
伊豆市八幡500-1
電話:0558-83-5476 ファックス:0558-83-5480
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